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よつば銀行 原島浩美がモノ申す!3話ドラマドラマBiz動画あらすじ感想

よつば銀行 原島浩美がモノ申す!
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よつば銀行 原島浩美がモノ申す!3話ドラマドラマBiz動画あらすじ感想

真木よう子主演!トラブルメーカーと噂される銀行員・原島浩美が業績不振のダメ支店を救う!合併に潜む後継者問題…大胆な発想と行動力で老舗企業にモノ申す!

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浩美(真木よう子)は新規取引先として、ベンチャー企業の日本STに目をつける。残念ながら既に取引していたが、この2カ月で当座預金が急増していることが気になった浩美は、ある理由でズル休み中の融資担当・丹波(菅原大吉)を訪ねる。日本STの社長・山根(加藤シゲアキ)は優秀な技術者だが経営能力がないという丹波。山根は「大口の受注があった」と弁明するが背後には黒い噂がある黒田法眼(黒田福美)の存在が…。

ドラマる
ハゲタカファンドが有望なItベンチャー企業に対し融手(ゆうて:融通手形のこと)で資金援助し、乗っ取ろうとしている事実を知った浩美が奔走する。融手がどれだけ危険かという説明がドラマの中では限界があってチンプンカンプンな視聴者も多かったのではないでしょうか。この後解説しますね。

よつば銀行内部の人間関係が少し見えた回でした。副頭取に恨みを持っている台東支店長。浩美が副頭取とかつて因縁があった件は以前わかっていることですが、今後もこういう人間関係がいろいろ影響しそうです。

ひるあんどんだった丹羽さんが最後、一番格好良かったんでぜひ見てみてください。

ゲスト出演者
山根和弘…加藤シゲアキ
丹波郁雄…菅原大吉
黒田法眼…黒田福美
丹波勝代…長野里美
森弘道…中山祐一朗
黒田法眼の秘書…野澤剣人

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融通手形について

融通手形(ゆうて:融手)を理解する前に手形についての基本知識を解説します。

手形の基礎知識

手形というのは企業同士が取引する際の決済方法の一つです。企業同士の取引ですから金額が数百万とか数千万になることも珍しくありません。こうした決済に現金を用意するのは現実的ではありません。一つは銀行で用意できる現金に限度があること。第二に運ぶのにいろいろ問題がある。危険ですし金額が多ければかさばります。しかも数えるのが大変です。第三に私たちが店で物を買うのと違って現金取引は少ないんです。商取引の大部分が仕入れです。仕入れは日々行われるので、いちいちお金を用意するのはまた大変です。月に1回締め日を作ってまとめて支払うのが一般的です。これを振込で行うのが「期日現金決済」それとは別に数ヶ月後に現金化できる商業手形を発行する決済を「手形決済」と言います。

手形は決められた期日に手が交換所に回ります。その時に当座預金から代金が引き落とされ手形が決済される仕組みになっています。支払期日に当座預金口座に決済資金が足りず手形が決済できないのを「不渡り」と呼びます。

「手形不渡り」が起こると直ちに銀行取引が停止。企業経営の血液であるお金を扱う銀行取引が停止されるというのはイコール「倒産」です。一般的には不渡りが倒産なんですということを先ずは理解する必要があります。

融通手形

融通手形というのは企業間で振り出し会う手形です。通常は支払い代金なのですから一方通行のはずです。もし相殺できる債権債務があるなら相殺するはず。これをしないでお互いが手形を発行するなんて、それだけでおかしい話。

目的

融手の目的は資金調達。現実的には実際の資金調達はなくて、資金不足を銀行や取引先に知られたくなくて帳簿上というか決算を誤魔化すための手法なんです。

いろんなケースがあるんですが具体的にいうと、このドラマでベンチャー企業「日本ST」が資金不足でAIソフトの開発に行き詰まりました。それを助けるという名目(実際は乗っ取るつもり)で黒田法眼へ手形を降り出す代わりに黒田が資金を供与しました。これは手形ですから当然期日に口座に現金を用意しないといけません。しかし融通手形の目的は借入のように継続的に資金供与しているので決済しませんよね?ですから黒田側は決済しません。つまり銀行へ手形を持ち込むのを保留しています。通常は黒田側からも同様な手形を発行。そして前より多い金額の手形を発行させます。これは利息が発生しているから。だからドラマ内で複数枚の手形が期日なしで振り出されてましたよね?

なぜ問題?

一番の問題は支払期日のない手形だったこと。
支払期日というのは払わなければいけない期限であると同時にそれまでは自由にできる時間です。これを期限の利益と言います。しかし手形に期日がないということが手形を銀行に持ち込まれると直ちに決済しないといけなくなります。黒田側は資金があるので決済資金はありますが日本ST側には資金がありません。

ですから完全に黒田に首根っこを掴まれている状況になります。

資金援助してあげるから頑張ってねとか言われてホイホイと手形を振り出してしまった日本ST側はそうした手形の基本すら知らない経営の素人だったんです。そんな素人ですからプロの乗っ取り屋のカッコウのえじきでした。

CEO

丹波さんが銀行を辞めた時に税理士事務所を開設しようと貯めていた預金で日本STに融資して危機を乗り越えました。実際にはCFO(最高財務責任者)に就任したので融資ではなく投資だった可能性があります。もしくはストックオプション契約を結んで将来的に安い金額で株式を購入できる権利を取得したのかも知れません。

経済ドラマではこうした財務の専門知識があるともっと楽しめるケースも多いので勉強してみてください。

よつば銀行 原島浩美がモノ申す!

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